おばちゃんと二人三脚

おばちゃんと二人三脚

おばちゃんとさくらが一緒に遊んだり運動したり勉強したりしてきた記録です~アルツハイマーの新しい治療法「リコード法」を始めました~

距離感

リコード法は、認知症の原因となる36の原因因子を解決していくものなんだけど、それはサプリを飲んだらおわりといった簡単なものではなく、いままでの生活を変えないといけないものをたくさん含まれます。
認知症のように、感情をコントロールしている前頭葉なんかが委縮してしまったりすると、普通の人よりがまんができなくなったり、おこりっぽくなったり。
そんなひとにがまんをしいるのはほんとに大変(はぁ)
だからこそ、もともともっているそのひとのよさだったり習慣だったりをうまく利用していくことに頭を絞らないといけないような気がします(めんどくさいけど)。


おばちゃんはどんなひとかというと・・・
さくらのお母さんのおねえさん、それも長女にあたります。素直な性格で、きれい好き。もともと先生をしていて、知的な瞳が印象的。
人間が大きい人。認知症の今もそれは変わらない。たくさんの人の相談にのってくれて、困ってるといったらすぐにお金をあげてしまうおひとよし。
義理叔父は、元銀行マン。減点方式の世界で生きてきたせいか責任から逃げたがるいいわけおとこ。おばちゃんのお金をこっそり遊びにつかいこんだらしい。
だから、おばちゃんの面倒を見ているのが意外なくらい。まわりから、面倒を見なければ天国にいけないとまでいわれているみたい。

こどもは息子が一人。だいぶ前に結婚して、今はすこし遠くに住んでいるみたい。さくら、歳が離れてるのであんまり話したことないんだけど。実家に帰ってきてるのかいないのか、あんまりよく分かりません。

 

おばちゃんはさくらのことまだ子供と思ってるようみたい。さくらにだされたおやつのフォークの位置をなおしてくれたり、紅茶に入ったままのティーパックをとってあげようとしてくれたり、いろいろ世話を焼いてくれようとする。要介護3なのに。
さくらの前ではいいところもみせようとしてるのかなあ。でも、さくらのこと信用してくれているのは目を見ればわかる。
義理叔父はさくらをどう思ってるんだろう。かっこよくいえば、リコード法の成功のカギを握る男。悪くいえば、感謝の気持ちをお金やもので伝える男。

 

ただいえるのは、さくらと二人との関係は近すぎないし遠すぎない。週2回、ちょっと近い場所から5年も律儀にかよってくる変わり者って思ってるんじゃないのかなあ。

でも、これからはどんどん生活にまで口を出していきますよ。


リコード法は生活をかえる、生活を変えれば人生が変わる。ん?ノムさんもいってたような?でもそうなってくれたらいいなあ。

「心が変われば態度が変わる 態度が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる」(野村克也著「野村ノート」より)