おばちゃんと二人三脚

おばちゃんと二人三脚

おばちゃんとさくらが一緒に遊んだり運動したり勉強したりしてきた記録です~アルツハイマーの新しい治療法「リコード法」を始めました~

落書き

リコード法を始めてからようやく4か月。いろいろな問題をかかえながらもなんとか家での生活をもちこたえています。
じつは2週間ほど前からサプリをアルファGPCからシチコリンに変えてみたんだけど、どういうわけかそれから足取りがすこし軽いんです。
たまたまかもしれませんが、すこしの改善がさくらの心を慰めてくれます。いままでずっと得意の計算がついにできなくなっていくのが悲しかったから。
ときどきね、さくらが傷つくのがつらいから、悪いと思ってるんだけど、おばちゃんに無理強いしてしまいます。さくらの名前がなかなか書けなかったときも、見本を見せたり、二人馬織みたいに後ろから鉛筆もっていっしょにかいたり、なんとかさくらの名前を書いてもらおうと悪戦苦闘。
でも、どちらかというと、おばちゃんのためというより、さくらがつらすぎるから、そこから目をそらせたくて、「どうか今日だけは名前を書いてほしい」って、そんな気持ちがさくらをそうさせるみたい。
おばちゃんにはひとつの傾向があるみたい。目から入る情報でなにかをしようとすると間違うことが多いです。たぶん、おばちゃんの頭の中の働きの悪くなったシステムが働くのかな。もしかしたら別の回路をつかえたとさっきできなかったことがなぜかできたりしているのかもしれません。
とっても不思議な頭の世界・・・
おばちゃんのそばの小さな机の上にさくらが買ってあげたメモ帳があるんだけど、なぜか「鯵(あじ)」という漢字がふり仮名つきで書かれています。
もちろん書いた理由はだれにもわかりません。おばちゃん自身もわからない。
帰り際いつも、さくらが次いつ来るか予定を書いたメモを机の上に貼っておくんだけど、そこにもおばちゃん、花の絵を書いたり、なぜか字をなぞってみたり、けっこう落書きが好きみたい。
でも、さくら、ときどきいつも捨ててるそのメモに落書きがそえられているとそっと持って帰っているんです。なぜか捨てれなくて。
でも最近書いてくれないのでそれがちょっとやっぱりさみしいのです。