おばちゃんと二人三脚

おばちゃんと二人三脚

おばちゃんとさくらが一緒に遊んだり運動したり勉強したりしてきた記録です~アルツハイマーの新しい治療法「リコード法」を始めました~

忘れない

忘れないために。
おばちゃんのすぐ横で、義理叔父が電話をして大きな声で、「ぼけてしかたない」「もうすぐ施設いれるわ」って話してた。
おばちゃんが何を話しているのか分からないことをいいことに。
絶対忘れない。あんたが死んでも。
人ってこんなに下品になれるんだね。
血がつながってなくって本当によかった。そうでなかったら体が腐りそうだ。

認知症の嫌いなところ

認知症の嫌いなところ。
調子がいいときもあれば、悪い時もある。その繰り返し。
調子がいいとこっちもうれしいし、がんばったことが少し報われたような気がする。
でもベクトルは下向き。
調子のいい時に目を奪われていると、ある時、前より悪くなっていることに気づかされる。
そんなとき徒労感にいっぱいになる。
喜んでいた自分が馬鹿らしくもなる。
神様だって恨みたくなる。もううんざりなんだって。

心がついていかない

おばちゃんの認知症の進行スピードが今年に入ってすごく早い。さくらも早すぎてうまくうけいれられないでいます。話す内容がぜんぜんばらばらで、頭の中がぐちゃぐちゃにかきまわされたようなそんな感じです。単語もでてきません。
この6年はゆっくり進行したので、さくらのほうも時間をかけてうけいれてきました。それが、今年に入って目に見えて悪くなっているのを見て、絶望感と悲しみで心がなかなかついていきません。どれだけ進行しているのかが不安で、次会う日がいつも怖くなりました。なにか解決策があれば、それがわかっていれば、全力でするのでしょうけど、できることをして見守るしかできないのがむなしくてなりません。この前、毛髪ミネラル検査を提出しました。なにかわかればいいんだけど・・・

おばちゃんが忘れても

今日もおばちゃんとお話しした。

おばちゃんに自分のことを話してもらった。

お仕事のこと、学校時代のこと、親のこと・・・
思ったより話してくれた。自分の親の名前も忘れてなかった。
最後は覚醒が落ちて、眠そうだったけど・・・
おばちゃんが忘れても、さくらが覚えておくよ。

もしも忘れる日が来たら、さくらが教えてあげる。

お話し

おばちゃんはあいかわらず、話をするんだけどとんちんかん。頭も働いていないようなそんな感じ。
お話ししようと、おばちゃんの昔のことを色々尋ねたけど、何も出てこなかった。
義理叔父は、おばちゃんの失禁が続いていることでイライラ。電話で友達か誰かにもうすぐ施設に入れるようなことを話していた。
まだ、さくらのことは認識してくれている。でも、さくらのこと分からなくなった時どうしよう。
たえれるかな・・・悲しみに。

青写真

リコード法のスタートアップサプリでどこまでいけるかということではじめたのですが、
最初に描いた青写真は・・・


サプリ開始

3か月後、なんらかしかの改善

義理叔父「意外と効果あるじゃない」

さくら「検査したらもっと効果出るよ」

義理叔父、意欲アップ

本格的なリコード法

 

しかし現実は・・・


認知症の進行かわらず

義理叔父「もうだめだな・・・」

意欲減退、やらされてる感満載

サプリ摂取や絶食もいい加減に

さくら(検査を勧めにくいよ)
といった悪循環に。

さくらの3か月前に描いた青写真はがらがら崩れていったのです。

サプリと絶食だけですがさくらが実践して感じたのは、中程度以上の認知症にはなかなか簡単には効果はみられないのかなということです。
なんとなく意気消沈して、義理叔父よりさくらの意欲も減退して。そんななか、アルハカさんの主催するHPでZOOMというのをつかった相談会?というか交流会にでてみました。
以前、オフ会で出会った人とも久しぶりに会って、ほかの人の様子を聞いてよくなったとかいう話をきくと、単純だけどさくらの意欲も少し回復。
さくらのサプリ摂取に対する不安感をアルハカさんに相談させてもらい、まとめて摂取する方法でも大きなリスクはないことを確認できました。
現実は厳しいままだと思うけど、それでも何か解決策が見つかりそうな、もうちょっとがんばってみようかなって思えるようなそんな元気ももらいました。
とりあえず、サプリの構成を修正するとともに、金銭的な都合で後回しにしていた検査で簡単にできるものを始めてみよう。
ということでまずは、毛髪ミネラル検査から始めてみます。スクリーニング的なものなんだけど、簡単にできるみたい。おばちゃんのためにできることはとにかくやってあげよう。

アルバム

昨日はおばちゃんに、先日撮った写真をアルバムに入れて持っていきました。メッセージカードには誕生日おめでとうって入れて。
おばちゃん、写真に写っているのが自分だということがあまりわかっていない様子。説明してあげると、すこしわかってくれたみたい。
見返すことのないアルバムだけど、おばちゃんのところにおいておくよ。


さくらが台所で洗い物をしてると、義理叔父がよってきて「このごろ、あいつおかしいわ」だって。
会話がかみ合わなくなっているみたい。ぼんやりしていることも増えてきている様子。
義理叔父はすこし大げさに言う嫌いもあるけど、一番近くにいる人であることはまちがいない。そして、さくらもやっぱり感じる。(またすすんじゃったかな・・・)
そんなこともあってか、最後にいつものようにおばちゃんにさくらの名前を日記に書いてもらうとき、なかなか書くことができなくて、さくら、久しぶりに涙が出ちゃった。

でも、また新しいスタートだ。一緒に頑張ろうね。