おばちゃんと二人三脚

おばちゃんと二人三脚

おばちゃんとさくらが一緒に遊んだり運動したり勉強したりしてきた記録です~アルツハイマーの新しい治療法「リコード法」を始めました~

写真

今日はおばちゃんとさくら、誕生日のための恒例の写真をとりました。

写真を初めてとったのが80歳の誕生日だからあれから3年だね。
だいぶん、いろいろかわっちゃったね。さくらもおばちゃんも。
今年はさすがにちょっとつらいよ。
さくらも目をそらせないほど、たいへんになってきてるね。

望まない日がすぐそばにちかよってきてるのかと思うと怖くなるよ。

会話がちぐはぐになると、おばちゃんがもうさくらの届かないところにいっちゃった気持ちになって、ひどく悲しくなるんだ。
でも、目を覗き込んだときだけ、その瞬間だけ、すこしまえのおばちゃんにもどったみたいにさくらの名前を呼んでくれたね。
誕生日、おめでとう。来年もいっしょに写真を撮ろうね。

方針転換 その2

今日のおばちゃんは過去最高にあるくことができませんでした。とにかく、あしがゆかにひっついたようなかんじ。
となりのへやにいって帰ってくるのが一苦労。手を引いてもまったく足が上がってきません。こんなにあつい夜に汗が額からしたたり落ちます。さくらもみてるのがつらくて、椅子までたどり着いた時にはいっしょにホッ。
でもおばちゃん、すわったらさっきまでのことわすれてるのかすずしい顔してて。いいのかわるいのか。
義理叔父はこの熱帯夜にたまらず2階からおりて、おばちゃんといっしょ、一階で寝ているそうです。2階はクーラーが故障中。義理叔父いわく、あとそんなに生きないからクーラーなおすのがもったいないですって。さくら、もうなんにもいいません。

サプリメントの摂取のしかたを変えるつもりですが、量を減らすとともにその1日分を2日にわけてみようとおもいます。アルハカさんの1回分の摂取は10数粒ていど。だから、さくらもおばちゃんの1日の摂取をだいたい15粒ほどにおさえてみようと思います。あとアミロイドβを排斥するアシュワガンダ、クルクミン、ミルクシスルはいったん摂取を見合わせてみようと思います。
今日はおばちゃんと最後にしりとり。おばちゃん、”ら”で「ライオン」といってしまい、なんとか「ライラック」でつないだものの、さくらの「くま」に”ま”がなかなかでてこず。

「まあ、いこか」でいい?だって。

方針転換

リコード法認知症の36の要因を解決することで、認知症改善を図るというもので、その手段の一つとしてサプリメントの摂取があります。ただ、どの要素が原因かは検査をしないと正確には分かりません。
そこで、さくらも、アルハカさんの教えてくれたスタートアップのサプリを使って、網羅的に対処していこうと考え、いままでそのほとんどを用意しておばちゃんに飲んでもらっていました。

ただこの3か月様子をみてきて、サプリメントの過剰摂取の弊害もでている気もしました。さくらがきていない3週間あまりサプリの摂取が十分にできていませんでしたが、話し方がまえよりましな気がしました。もしかしたら、サプリの摂取がからだに負担になっているのではないだろうか。1日分をほんとうは朝・昼・夕・寝る前と4回に分けて摂らなければならないのを1回や2回ですべて摂取してしまうような仕方をしているので、どうしても体への負担が大きいのです。
そこでおもいきって、サプリメントの量を減らそうと決意しました。

具体的には、まずMCTオイルの摂取をやめます。下痢の原因になりかねないので、すこしでも腸の負担をへらすためです。それ以外は基本1粒のみとして、DHAオイルだけ2粒にしました。やっぱり、炎症反応を抑えることはおばちゃんにとって大切だと思ったからです。また、揚げ物の摂取がどうしても多くなるのでそれもかんがえました。
そして、毎食後摂取しているグルテンダイジェストをやめて、これをプロバイオテクスのカプセルに変えました。義理叔父はこの錠剤だけはのませてくれるので、いつもサプリジュースに入れていたプロバイオテクスをここにもってくることで、すこしでもわけてサプリをとれるようにしました。あと、今後、ハーブ関係もへらしていくことも考えています。とりあえずこれで様子を見ていこうと思います。
「ひまわり」のちぎり絵届きました。週末、もっていこうっと。認知症になっておばちゃん、なんでも物をしまいこんでしまうようになってしまいました。なので、ちぎり絵もおばちゃんのところに置いておくと、どこかにしまわれてしまいます。この頃は足がわるいので手の届くところにしかやれませんが、それでも押し入れの中に入れられると探すのが大変。おかあさんは、「こんなに整理整頓するこだったかな」って不思議がっています。ほんと、認知症ってふしぎ。

悩みはまとまってやってくるみたい

さくらがおばちゃんのために、毎月買いに行ってるのは、長居駅の近くにある「六志」というお店の米粉パンです。最初は、グルテン=小麦とおもってたので、米粉100%ってきいて、グルテンフリーだって思ってたんですけど、
グルテン=小麦ではないんですってね。たぶん、さくらがかっている食パンもグルテンフリーじゃないみたい。いまおもえば、グルテンフリーにしてはおいしすぎるかも。それでも、しばらくこのパンを買おうかなって思います。なやんだけど、まあいっかって感じ。
普通の食パンよりちょっと高くておそらくグルテンフリーじゃないけど、おいしいのがその理由。おばちゃんには、おいしいものを食べさせてあげたいしね。
朝どんなパンを食べたか覚えていないので、感想が聞けないのが残念だけど・・・

さくらが今悩んでいるのは、おばちゃんの認知症がよくならないこと、さくらに定職がないこと、お金がないこと、これらが全部まとまってきてることです。認知症の性質上、進行性だということも精神的な負担になってるんだと思います。進んだらもうもどってこれないことがさくらにとっていつも心の重しになっているみたい。
でも、介護してるひとってけっこう介護自体でなやんでるだけでなく、いろんなことがなぜか重なって集中的にきてしまって、「なんでそれ、こんなときにくるかな」なんてこともけっこうあるんじゃないかなって。
さくらも、あまりひとつのことに悩みすぎないようにしてるんだけど、ふと、おばちゃん、毎日何が起きてるか分からなくって、不安にしてるんじゃないかな、もっと楽しい人生をおくれたはずなのにな、っておもっちゃうと、なんか助けてあげれない自分がふがいなくおもってしまいます。
たぶん、さくらの性格なんでしょうね。ポジティブになれないのは。さくらがたのしく生きてないと、まわりもたのしくならないんだろうなって思うんだけど。

まあ、なるようになるさ。って自分にいいきかせてみます。

あしが腫れて心配

今年の夏も格別な暑さになりそう。そんななか、おばちゃんのいえにいくと。義理叔父が、トイレの中を掃除、便の失敗みたいです。
おばちゃんは少し眠そうですが、かばんのなかをごそごそ。家のかぎをいじっていました。
いっしょに運動しているととちゅう、義理叔父がはいってきて、昨日ヘルパーから太ももまであしがはれているといわれたそう。さくらもあしをみてみると、すこし太い気もするかなくらいで、昨日よりはましみたいだって。
足を上げたりはおばちゃんもできているので、いわれないときづかなかった。ふとももまではなかなか。ズボンはいてるとみることもないですし。
今日は、へやをすこし歩いたんだけど、あるくのはだんだんひどくなっているみたいで、あしがどんどん前にでなくなっています。おばちゃんもあるくのが苦痛になってきているのでしょうか。意欲がだんだん減っているのが心配です。
今日は途中、ケアマネさんが来てくれました。ヘルパーさんからあしが腫れていると聞いて気になってみにきてくれたみたいです。循環器のお医者さんに一度見てもらいたいんだけどといっておりました。おばちゃんは今からでかけると思ったみたいで、「いまから鍼灸院?」ってきいていました。
腫れているのが片足だけなんで、循環器が悪くて片足だけ腫れることなんてあるのかなあなんて思いながらも、サプリを多量に飲んでいることとの関係性も考えざるを得ませんでした。本来は3回から4回に分けて飲まなければならないものを2回に分けて飲んでいるような状態なのでやはり気にはなっていました。検査をうけているわけではないので、状態観察が主体になってしまうのですが、肝臓などに負担をかけている面もあるのかもしれません。スタートアップサプリを飲み始めてもうすぐ3か月。状態観察的にはとくに大きな変化は見られていません。ただ、すこし摂取の量をへらすことも必要かなとも思いはじめています。こんなとき検査の必要性を痛感しますね。

今日は久しぶりにちぎり絵を注文してみました。夏らしく「ひまわり」の図柄。たのしんでくれるといいけど。

課題もみえた3週間

おばちゃんのいえにいくのは3週間ぶり。さくらのほうの用事がいそがしくて、いくことができなかったので、その間のサプリとか渡しといて、しばらく自分の用事に専念させてもらいました。
おばちゃんのようすは、まあおもったほど普通でした。あしの浮腫はあいかわらず。話がとんちんかんなのもあいかわらず。表情はまだしっかりしているみたい。
ただこの3週間の間にいろいろ変化もあって、ショートステイに2回ほど行っています。義理叔父が、自分に何かあったときのためにという理由らしいです。あと、デイサービスが一日追加されていました。まえから行かせたがっていたのですが、やはり介護の時間を少しでも減らしたいのでしょうか。晩御飯は配食サービスから冷凍で自分で解凍するタイプのものに変更されています。まえから、義理叔父が品数や量に不満をいっていて、息子が探してきたみたいです。おばちゃんの生活も、一昨年までは比較的安定していたんだけど、去年から今年にかけて能力低下が目立ってきているので、介護のサービスも変化がでてきました。義理叔父との生活もすこしぎりぎりになってきてるのかもしれません。来年、おなじように家で生活できているのか、それさえもわかりません。

 

気になるサプリの摂取なんですが、介護サービスもかわったせいか、摂取できている日もあきらかにすくなく、今週にいたっては、まったくのなしの摂取ゼロ。さくらがいかないと、あげなくてもいいやって思ったのかしら。

やはりサプリはさくらがやろうとしているもので、義理叔父にとってはあくまでもお手伝いさせられているというもの。さくらがいかなくなると。義理叔父としてもやろうという思いもでないのでしょうね。
主体となるさくらがいなくなると、どうしてもつづかなくなってしまう現状を目の当たりにした感じです。
正直、ちょっと期待してた面もあったんです。さくらがいなくなっても、しっかりつづいていたら、うれしいなって。そしたら、リコード法の主体がいよいよ、さくらから義理叔父にうつったっていえたんだけど。だめでした。
やっぱり、さくらが主体で、さくらがやめると、全部ジ・エンド。
だから、やっぱりなあという気持ちと同時に、今後、どのようにして継続していくべきかも課題となっています。いつまでさくらがよりそっていてあげられるか分かりませんし。
あと、金銭的にちょっと行き詰まりがあって、すこしサプリを買うことができなくなっているのもつらいところです。
さくらとしては、半年はつづけてみたいという気持ちがあるので、さくらのできる範囲でサプリの摂取なりなんなりしていこうと思っています。
ただ、未来が全く見えないのがやはりつらいところです。いろいろな課題がみえた3週間でした。

しかしながい

きょうのおばちゃんはあしは相変わらずはれていたがまずまずげんきです。ただ、あるくのはさっぱり。ここ数か月どうもだめ。いつもこしかけているベッドからたちあがるのがしんどくなっているし。いぜんならたつのにしっぱいすることもなかったのにね。いっかいでたてなかったり、助けないとだめなときもときどきある。
あしがはれていることも影響しているのかもしれないけど、あるくこともふくめて、なんか体力は今年に入ってだいぶとおちてきている感じもしてる。
今日も部屋の中を少しあるいたんだけど・・・

さくらがよこにいるときくらいは、おもいきってあるいてほしいのに、こわいこわいとこしがひけてしまって、まったくあしがすすんでこない。すぐにてをひいてくれというので、さくらとしてはもうすこしうごけるはずだとおもうから、ちょっときびしく、だめっていうんだけど。それでもなかなかあしがでてこない。けっきょくきょうはほとんどさくらがてをひいてあげることになっちゃった。となりのへやまでなんで、がんばってあるいてっていうんだけど、すってんいったらあぶないって。ふだんはしんちょうでいいんだけど、ここはもうちょっとだいたんになってほしいな。さくらも薄々かんじてたんだけど、おばちゃん、ちょっとひとにあまえるところがあるぞ。もうあるけないっていうから、このままだったらトイレまであるけなくなるよってちょっとおどかしたら、それはこまるってちょっと不安そうなかおしてた。
おばちゃんとまたいっしょにそとをさんぽしたいとおもってるさくらにとっては、おばちゃんがあるけなくなるのはかなしいのでがんばってほしいところなんだけどね。あしのはれがすこしでもひいてくれたら、もうすこしあるきやすくなるとはおもうんだけど。
認知症のひとで徘徊ってよくきくとほんとたいへんだなあっておもうんだけど、それだけあるけるのはしょうじきうらやましいなっておもったりも。もっとも徘徊されたらこまるんだけど。これでおばちゃん、徘徊でもしたらつぎのひには施設に放り込まれそう。


やさいのなまえをいっていくのはあいかわらず。さくらがひとついっても、すぐにしりとりしようとする。きゅうりっていうと、”り”のつくやさいをかんがえているんだけど、あまりそんなやさいないでしょ。やっぱり、なかなかでてこない。りんごっていうから、もうそれやさいでいいよって。さくらのほうも、「赤くて、ほそくて、カレーに入っていて・・・そんなやさいなあに」って。もうほとんど連想ゲーム。もうこれでいいや。これはこれでたのしいし。さくらの連想ゲームはしばらくつづきそうです。
ぜんぶおわってさくらがあとかたづけしていると、おばちゃん、これでジ・エンド?だって。なんどそこは英語なのって、やさいのなまえもでないのに。

 

リコード法を初めてちょうど50日。リコード法は3か月から半年かけて効果が出るらしいので、すぐにどうこういうわけではないけど、とにかく期待している分、時間がたつのがおそく感じます。調子の波はあるだけで全体として目立った変化もないけど、おかねだけはどんどんでていく。がんばってるのだからなにか効果がでてほしいというさくらの願望が、よけいに時間がたつのをおそくかんじさせているのかもしれない。調子の波に一喜一憂するのもしんどいし。とにかくがまんである。まずは3か月。しかしながい・・・