きっかけ
2011年の秋ごろ、母から「おばちゃん、入院したよ」「腸から出血してね」
「あっ、そうなんだ」
当時はみんなそんなに深刻ではなかったんだけど、数か月たって、
「おばちゃん、ちょっと悪いみたい」
「えっ・・・」
また腸から出血したみたい。その影響からか、まぶたが開かず、ろれつもまわりにくくなっていました。
すぐに主治医に詳しく見てほしかったんだけど、なんと新婚旅行に出かけて不在らしい。
ひきついだ先生も頼りなく、大した治療もなく、そのまま輸血でしのぎました。
しばらくその状態がつづいたあと、まぶたは開くようにはなったのですが、ろれつがまわりにくいのはそのままでした。
出血が止まり、そのまま退院。
「まだぼんやりしているみたい」っていうから、「やっぱり出血したからかな」って、みんなそう思っていました。
どちらかというと、「脳は大丈夫かな・・・」 そっちの方を心配していたんです。
でもほんとうは、この「ぼんやり」が曲者だったんだと今になっては思います。
そう・・・いま思うと、いろいろサインをだしていたんです。
見当違いはなはだしく、発声を改善するための本とか、筋力をつけてもらうためのセラバンドとか渡しにいって、「しっかりやるんだよ」なんて声かけてね、その後はなんとかやっているものとすっかり思い込んでいました。2012年の秋までは。