うおのめ
実はさくらは”うおのめ”をとる名人。
おばちゃんは背中の骨が横に曲がっているせいか、左の足のうらにだけ大きなうおのめがぼっこり2つできています。
さくらは、糸きりばさみでそのうおのめを切りとります(医学的にはNGだけど・・・)
おおきさとか硬さとか、糸きりばさみがちょうどいいみたい。
うおのめの周りをくるりと切り込みいれてスタート。
下から上から、中心に向かって少しずつ、引っ張りながら少しずつチョキチョキしていきます。
ときどきおばちゃんに、「大丈夫」って聞くと、「大丈夫」「痛くてもがまんせんと」
痛いなら痛いといっていいのになぜか口元に力を入れてじっとしている。
終始無言・・・
5分かけて、おはじきほどのおおきさでボロリととれた。
「けっこうおおきいよ。みてみて」とテンションがあがっているさくら。
うおのめを渡されたおばちゃんは、「おばちゃんの足からとれたんだよ」っていったら、まじめな顔で、「これどうしたらいいの」だって。
いやいや。それいわれたら、「すてましょう」としかいいようがないんだけど。もりあがってるの、さくらだけ?
しばらくして忘れたころあいをみて、また、「みてみて。これおばちゃんの足からとれたんだよ」っていったら。
「ほんとう。とれたねえ」って、さっきよりちょっとだけ大きなリアクション。
で、「これどうしたらいいの」だって。
「すてようか。おばちゃん・・・」
おばちゃんにおどろいてもらって、いっしょにさわぎたかったけど、それはちょっと残念でした。
もっと笑ってほしい。泣いてほしい。感情をいっぱい出してほしい。さくらはいつも思います。
不安な表情、自信のなさそうな表情、いっぱい失敗してきて、いっぱいおこられてきたもんね。こわばった顔はもういいです。
うおのめはあまりおばちゃんのつぼではなかったみたいだけど・・・
でも、今回の大河。おばちゃんは内容わかってないけど、けっこういっしょに笑えるね。なぜか。
鈴木亮平ありがとう。