おばちゃんと二人三脚

おばちゃんと二人三脚

おばちゃんとさくらが一緒に遊んだり運動したり勉強したりしてきた記録です~アルツハイマーの新しい治療法「リコード法」を始めました~

本当の苦しみ

さくらがリコード法をはじめてからの、本当の苦しみ。それは・・・
おばちゃんと一緒に計算プリントをやっているんだけど、そこにいつも日付をうっています。それをみると、おばちゃんのそのときの様子がわかります。3月いっぱいは間違いもなく、数字もしっかり書いていた。しかし、4月後半から数字のかきかたに明らかに乱れがでてきておりいままでになかった間違いがでるようになった。同じ頃、足も腫れだし、立ち上がったり歩くこともだんだんと難しくなってきた。
その時期がちょうどリコード法を開始した時期と一致するのです。それの事実がさくらを一番苦しめています。
いままでにも少しずつ低下していたのがここにきてぐっと悪くなってしまいました。リコード法を始めたのはそもそもその低下を食い止めるはずだったのに、一層悪くなってしまった・・・その事実がさくらに重くのしかかっています。さくらの中にある一線を、さくらが絶対超えてほしくないと思っていた一線をおばちゃんは越えてしまった・・・
もし医者の指示のもとにリコード法を行っていたらその医者にその原因を相談したり対策をしてもらったりできるでしょう。
でも、現実は、さくらが考えるしかなく、その責任や対応も自分で判断しなければなりません。人の命を背負い込むような苦しみが襲ってきます。正直、夜も寝れないくらい苦しいときもあります。
ときどき、もしリコード法を始めなかったらどうなっていたのだろうと考えるときがあります。でも、そればかりは分かりません。この世に、「もし」という世界がないのですから。
ただ確かなのは、このまま終わってしまったら、さくらは自分を一生責めると思います。